毎年


今日は友達の命日です。
彼女と最後に話したのは大学の卒業式。私は「会いに行くねw」と約束しました。実家に戻って夢に向かおうとキラキラしてる彼女に。
まさか生きてる彼女に会うのが最後になるなんて思いもせずに。

訃報が届いたときも、現実感のないまま葬儀に参列したときも、彼女が「あんたは、また騙されて〜。私が死ぬわけないやん(笑)」と言ってくれるはずだと思っていて。
もう動くことのない彼女を見たとき、現実が一気に襲い掛かってきて、しばらくは立ち直れませんでした。


あれから数年たった今でも、彼女のことを思うたび、胸の奥に痛みが走ります。
果たせなかった約束を、軽い気持ちで言った「会いに行くね」という言葉を、仕事が忙しいからと会いに行かなかったことを思い出して。

この胸の痛みが癒える日がいつか来るのでしょうか。
今の私に出来るのはあの楽しかった日々の中で、彼女が私に言ってくれた「あんたは強い人だから。辛くてもいつも笑ってるよね。そういう強さが良いなって思う。どんな困難も笑って乗り越えて行ってよ」という言葉の通りに生きることだけ。
『あの世』という場所があるのなら、そこで胸をはって彼女に会うために。