キケン 有川浩
有川浩さんの『キケン』を読みました〜
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。
理系男子に萌えました(≧∀≦)
文系女子の私から一番、遠い存在。理系男子。
その知られざる生態が書かれた小説です。
有川浩さんの本にしては、恋愛色がほとんどない(最近の有川浩さんは糖度低めですね…)作品ですが、破天荒な先輩に振り回されてつつも馴染んでしまっている後輩の姿が笑えました〜
理系男子って、本当にこんな感じなのかな?
文系女子にとっては、永遠の謎かもしれない。
それと、この小説のメインの大学祭でのラーメン作りで、「あ〜学生の頃って、こういうノリだったなぁ」と懐かしい気分になりました。
『キケン』の人たちほど頑張ってはなかったですが、学祭って無駄に楽しんでたなぁ( ´∀`)
何が楽しかったのか未だに謎ですが、何か、そこに自分が存在してるのが楽しくてたまらなかった覚えがあります。
この小説の根底にあるのは、ノスタルジーでしょうか。
読んでてすごく楽しいんですけど、それだけじゃなく、胸にグッと来るような不思議な感覚があります。
学生時代にもっと一生懸命に遊べば良かったなとか、もっと頑張って勉強すれば良かったなとか、色んなことを思って、ちょっと泣きそうになりました。
あの頃に戻りたいなぁ…(´Д⊂グスン