新参者 東野圭吾

東野圭吾さんの『新参者』を読みました。

日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。




今まで読んだ東野作品の中で一番好きな作品です(≧∀≦)


短編集なのですが、それぞれが繋がっていて、全体としてはまとまった一つの物語になっています。


その一つ一つの話の中に、家族を大事にする心、人と人のつながり、思いやり等、舞台の下町の「人情味」を感じさせる思いが溢れていて、読後感がすごく良かったです。



いや〜『パラドックス13』を読んだときには、「時間を返せ!!」と本気で叫びましたが、今回は当たりでした。



東野圭吾さんは、時々こういう当たりがあるから止められないんですよね〜